腹水多量で卵巣がんの治療はできるのか?

卵巣がん
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腹水多量で大きな卵巣がんの治療はできるのか?

紹介先の大きな病院に転院し、手術してもらえるのか?治療してもらえるのか?が気になる9日間でした。

日に日に大きくなっていくお腹に不安しかない日々。旦那も「俺の方が出てる」と気を遣ってくれて一緒に撮影(笑)

大きな病院は紹介状を書いてもらうと診てもらえる、最新設備の整った経験豊富な大病院というイメージで、まさか自分がお世話になるなんて全くの想定外。

診療予約の1時間前に到着しましたが、駐車場が長蛇の行列(゚Д゚)!

旦那に車をまかせ、総合受付で紹介状と画像データ、健康保険証を渡し、診察券を作ってもらい、婦人科外来で問診票を記入している間に旦那が30分遅れで合流。

1人で車で来たら、駐車場の待ち時間も考えないといけない。と初日に分かって良かったです!

卵巣がん疑いの今後の方針は?治療や手術はできるのか?

地域連携経由で紹介予約していただいても、9日間の待ちがあった為、

手術も治療断られたらどうしたらいいんだろう?もう手遅れなんじゃないか?腹水多量だし余命宣告されたらどうしよう?

悪い思想で頭を支配され、処刑台に向かうような絶望感の心境と、なるようにしかならんから先に一歩でも進めたら、と考える前向きな思いが交錯する落ち着きのない心情で迎えた当日。

2024年7月31日

予約時間より2.5時間過ぎて診察に呼ばれました。

診察時間おしてるから、私の診察は巻かれるんじゃないかと旦那と話してましたが、私の診察時間も長くとっていただいた為、今聞きたい事は全部聞いて納得いくまで説明してくださる素晴らしいドクターでした!

医師の内診が終わり、治療に向けて進める事になりました!

かかりつけ医から持参した資料やCD-R画像を見ながら、簡単な自己紹介とご挨拶で内診台に移動。

通常の内診と腹部エコーの他に、肛門からも中をグリグリして痛みを聞かれたり、いろいろと確認をされていました。

診察室に戻り、電子カルテに打ち込みされている間、医師も私達も言葉を発さず、打ち込まれた文字を目で追っていると、

子宮内膜症あり 多量の腹水 左卵巣腫瘍

悪性腫瘍の疑い 進行性の疑い 転移の疑い( ;´Д`)

なかなかのパワーワードの羅列が気になり、こちらからの一番の質問は

「この状態で治療できるんですか?」

全ての質問において、迷う素振りを見せる事なくこたえて下さった先生に感謝です。

『この程度だったら全然治療できますよ。卵巣がん疑いの半数の方はこの状態で来られます。』

・゚・(ノД`)・゚・嬉しすぎて涙がボロボロ出てくる。この言葉を告知されてからずっと聞きたかったのよー!!!

卵巣がん疑いの説明&大腸と癒着の可能性説明

かかりつけ医さんもそうだったけど、現在病理検査を出していない状態では、非常に疑わしい状態でも卵巣がんの疑いらしい。

確定するのは生検を出してから!外れててもいいので今の見解をお尋ねしたら、やはり私の状態は悪性の可能性が高いらしい。

勝手に大きな病院に来たら、全ての事が初診で分かる気になっていたけれども、普通に考えたらいろんな事を調べてないのに分かるわけないよね。

あとはおそらく大腸の直腸?と卵巣腫瘍が癒着している可能性が高いらしい。

現在癒着が考えられる箇所だけ切除するのか?検査や目視で転移が見つかればもっと切除しなくてはいけないのかは後々になると。

調べていないので癒着の場所が確定しないけど、肛門に近いかもしれない。人工肛門になるかもしれない。

簡単に今後の流れを説明していただいて、質問にも丁寧に返答していただいて、【病状説明の記録】として署名して診察終了です。

今後は治療方針を決める為の検査ラッシュになります

転院して今の状態を見てもらったら、すぐに手術してもらえるかと思ったんやけど、大きな病院は検査待ちや手術待ちの患者さんも多く、なかなかトントン拍子には進みません。

今後の治療方針や術前検査として、いっぱい検査する事になりました(゚Д゚)

  • 7月31日(腫瘍マーカーを含む採血5本、安静心電図、胸部X線撮影)
  • 8月6日(胸+全腹部CT検査 造影)
  • 8月9日(FDG-PET/MRI検査 単純)
  • 8月14日(婦人科診察)
  • 8月19日(下部内視鏡検査 大腸)
  • 8月20日(上部内視鏡検査 胃)

予定がいっぱいなのは喜んでいい事なのかどうなのか?予約を取ってくれる看護師さんからも『こんな多いのは珍しいわ。大変やけど頑張って!』と激励をもらいました(笑)

何から進めていくのか?いろんな可能性のお話

卵巣がんは一番初めの手術や治療が何より大事らしく、転移が多かったら抗がん剤を先に始め、転移が無かったら手術を先にする。みたいな説明やったはず。

ゆっくり待てる状態ではないので、理想としては8月の最終週らへんで手術できるのが理想とのお話でした!

抗がん剤を先にする場合、腹腔鏡でチョチョイと細胞を取って生検にかける作業がどこかで入ると。

腹水が多量なので、これからもっと増えて苦しくなるだろう。食べても食べなくても、腹水が減る事はないので、体力が落ちないようにしっかりと食べれる時は食べてください。

そのうち仰向けで横になれないぐらい膨らんでくると思う。できれば腹水は抜かず、手術までノータッチでいくのが理想だけど、どうしても苦しかったら一旦抜いて、必要な成分だけ戻す機械がこの病院にはあります。

苦しいと思うけど動ける時は動いて血栓ができないように対策してください。今後のがん治療において血栓ができるとそちらの治療が優先になり、すべての治療が遅れます。しんどい時や疲れた時はゆっくり休んでくださいね。

とりあえず検査結果が分からない事には先に進めない。苦しいけどずっと安静は厳禁。って事ね!

一歩前進でメンタルは落ち着きました

採血、心電図、レントゲンを終えて、会計終了、薬剤受け取りまで、念の為に前日夜から絶飲食してた為、お腹がすいてすいて( ;´Д`)おかげで血液検査の結果は鮮明なはずだ!

医療費は10150円、駐車場代は650円でした。

7月医療費の合計は22460円、駐車場代は650円、ガソリン代までは分かりません!

待ちの日々は不安しか無かったけど、とりあえず一歩前進できました( ´∀`ノノ☆パチパチパチパチ

毎日一緒に朝晩散歩してたのに、いきなり散歩に行かなくなって情緒不安定な私を心配そうに見つめるライトくん。

あなた達2匹と娘より先に旅立つわけにはいかないのです。

【もうステージ4の末期です。腹水多量で打つ手がありません。余命はわずかで年内もつかどうか】

こんなセリフを言われると思ってたので今日の診察は万々歳ヽ(゚∀゚)ノ!

少しでも好転の兆しが見えるだけで、こんなにメンタルが落ち着くものかと。私の脳は比較的単純にできてるんでしょうね♪

絶対生きてやる!スポーツ復帰して100歳まで生きて、記録に残る人生を送るんだ!って時と、

私が先におらんくなった時の事を考えて、あれもこれも伝えて用意しとかんと。って時と

まだまだメンタルの波は大荒れですが、一つ一つ頑張って行くしかない!

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